この記事を読めば、2025年度に製造業はじめ・中小企業が活用できるDX関連の補助金制度を一覧でき、自社に合った支援策が見つかります。
補助金は導入コストを抑え、デジタル化への第一歩を後押ししてくれる強力な味方です。
・国の主要の補助金
・大阪府の補助金
・堺市の補助金
・八尾市の補助金
の地域施策までを分かりやすく紹介します。
国の主なDX関連補助金
IT導入補助金2025
目的と概要: IT導入補助金は、中小企業が業務効率化や生産性向上につながるITツールを導入する費用の一部を支援する制度です。対象は会計ソフトや受発注システム、顧客管理、クラウドサービスなど多岐にわたり、導入コンサルティングや設定費用も補助対象です。
補助率・補助額: 補助率は基本的に1/2以内ですが、賃金を一定水準以上に引き上げている事業者は2/3まで引き上げられます。
補助額は、対象となる業務プロセスの数によって変わり、1プロセス以上の場合は5万円以上150万円未満、4プロセス以上の場合は150万円以上450万円以下です。
申請スケジュール: 2025年3月31日から申請受付が始まり、第5回の締め切りは9月22日と公表されています。応募は複数回設けられており、早めの準備が必要です。
新事業進出補助金(2025年新設)
2025年度から始まった「新事業進出補助金」は、既存事業とは異なる新しい分野への進出や高付加価値な事業への挑戦を支援する制度です。補助額は従業員数に応じて2,500万円から7,000万円までで、大幅な賃上げを伴う場合は3,000万円から9,000万円まで引き上げられます。補助率は一律1/2で、申請には付加価値額の年平均4.0%以上増加など高めの成果目標が求められます。第1回公募は2025年7月15日までに終了しましたが、今後も募集が予定されているため、計画的な準備が必要です。
https://shinjigyou-shinshutsu.smrj.go.jp
ものづくり補助金
革新的な製品開発や生産プロセス改善を支援する「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金(ものづくり補助金)」もDX推進に活用できます。補助額は枠によって異なり、製品・サービス高付加価値化枠では従業員5人以下で750万円、6〜20人で1,000万円、21〜50人で1,500万円、51人以上で2,500万円が上限となります。グローバル枠では最大3,000万円が補助されます。補助率は中小企業が1/2、小規模企業や再生事業者は2/3です。申請には付加価値額や給与支給総額の向上などが求められ、大幅な賃上げを行う場合は補助上限が最大4,000万円まで引き上げられます。
https://portal.monodukuri-hojo.jp
省力化投資補助金
省力化投資補助金は、人手不足解消や生産性向上を目的とした設備・システム導入を支援します。カタログ注文型では従業員数5人以下で200万円、6〜20人で500万円、21人以上で1,000万円が上限で補助率は1/2です。一般型では従業員規模に応じて750万円から最大1億円まで幅広く補助され、中小企業の補助率は1/2、小規模事業者や再生事業者では2/3(一部は1/3)となっています。申請には労働生産性の年平均成長率目標(3〜4%)や大幅賃上げなどの要件があります。
大阪府の独自施策「新事業展開テイクオフ補助金」
物価高騰や人手不足に対応するため、大阪府は独自に「新事業展開テイクオフ補助金」を設けています。2025年(令和7年度)は5月26日から6月25日まで公募が行われました。
補助は「新規事業推進枠」と「生産性向上枠」に分かれ、いずれか一方の枠に申請できます。
https://www.pref.osaka.lg.jp/o110050/keieishien/takeoffr7/index.html
補助額と特徴
・ 補助額:対象経費の1/2以内で、上限100万円。建設業・運輸業・宿泊業・飲食サービス業が人手不足解消の取組みを行う場合は、50万円を上乗せした最大150万円まで補助されます。
・ 対象事業者:大阪府内に本店または主たる事業所を持つ中小企業等。2025年度は約600者を支援する予定で、新規事業推進枠が約400者、生産性向上枠が約200者とされています。
・ 対象事業:既存事業とは異なる新分野への進出や新商品・サービス開発を行う「新規事業推進」と、既存事業の生産性向上に向けた省力化投資などを行う「生産性向上」の2類型です。
公募は既に終了しましたが、毎年募集が行われているため、来年度以降の挑戦に向けて今から準備を進めておくと良いでしょう。申請には大阪府指定のセミナー受講が必須で、事業計画の質が採択を大きく左右します。
堺市・八尾市のローカル施策
堺市中小企業DXリスキリング補助金
堺市では、DX推進に必要な人材育成を支援する「堺市中小企業DXリスキリング補助金」を実施しています。従業員が受講するDX関連研修の受講料などが補助対象となり、補助率は1/2以内、上限額は20万円です。DXに対応できる人材を育成することで、外部に依存せず自社でITツールを活用できる体制づくりを目指します。
https://www.city.sakai.lg.jp/sangyo/shienyuushi/dx_shien/reskilling.html
八尾市 意欲ある事業者経営・技術支援補助金
八尾市の「意欲ある事業者経営・技術支援補助金」は、新事業展開やIT・DX化に積極的に取り組む中小企業を支援します。新製品・新技術の開発、ITツール導入、専門家への相談費用などが対象で、IT・DX化推進枠では補助率1/2、上限250万円が設定されています。計画策定やコンサルティング費用も対象となるため、より本格的なDXプロジェクトにも活用しやすい制度です。
https://www.city.yao.osaka.jp/sangyou_business/yuushi_hojokin/1012107/1017443.html
補助金申請を成功させるためのポイント
- 公募期間を確認する – 人気の補助金は募集期間が短く、締切を逃すと次の機会まで待たなければなりません。常に公式サイトで最新情報をチェックしましょう。
- 対象経費と要件を理解する – 補助対象となる経費や企業要件は制度によって異なります。公募要領を隅々まで読み、適用範囲を確認したうえで申請計画を立てましょう。
- 事業計画書の質を高める – 補助金の採択を左右するのは事業計画書です。なぜITツールが必要なのか、どのように課題を解決し、将来の売上や業務効率にどのくらい貢献するのかを具体的に示しましょう。
まとめ
補助金や助成金はDXに取り組む企業を強力に後押ししてくれますが、あくまで「手段」に過ぎません。重要なのは、その先にある業務改善や新事業展開、社員のスキルアップです。今回紹介した国・大阪府・堺市・八尾市の制度を上手に組み合わせ、資金面の不安を軽減しながら、会社の未来を切り開きましょう。
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