ノーコード・ローコードを活用した業務アプリで中小企業のDX化を推進する、株式会社アルパカ(本社:大阪市東淀川区、代表取締役:石垣 翔太、以下 アルパカ)は、創業59年の青果仲卸業務の株式会社泉州屋(本社:大阪市東住吉区、以下 泉州屋)の新工場にて「在庫管理、製造指示書発行システム」を3か月で導入し、業務の効率性・生産性の向上に寄与しました。
泉州屋は新たに特販部を創設し、食品の冷凍加工に特化したOEM製品の生産を開始しました。2024年5月には、新工場を立ち上げ、その生産能力と製品ラインを拡張しました。
この新工場の立ち上げに伴い、アルパカにノーコード業務アプリ開発を依頼。わずか3ヶ月という短期間で業務アプリを完成させるという迅速な開発が実現できました。
具体的な取り組み内容
- 業務アプリ開発の背景
泉州屋は過去、別のシステム会社に「在庫管理、製造指示書発行システム」の開発を依頼したものの、プロジェクトが完成せず断念するという経験がありました。この経験を踏まえ、アルパカに同様の業務アプリの開発を依頼し、わずか3ヶ月という短期間で実働化に成功しました。
- 在庫管理の最適化
以前はGoogleスプレッドシートで手入力による在庫管理を行っていましたが、製造指示書と連動していないことと、管理が煩雑であることが課題でした。
アルパカに本アプリ開発を依頼したことにより、煩雑だった作業が自動化され、在庫管理プロセスの効率性と在庫データの正確性が向上しました。
- 製造指示から在庫管理までの一元管理が可能に
以前は在庫管理と製造指示のプロセスが紐づいておらず、2つのデータの数字を合わせる作業が煩雑であるという課題がありました。本アプリにより、在庫管理だけでなく、製造指示も一元管理することが可能になりました。
これにより、製造指示ごとの進捗状況がリアルタイムで把握でき、生産指示コストが25%削減されました。
- クラウド同期の利点
本アプリはGoogleをベースとしたクラウドを利用しているため、全てのデータを異なる地域の工場でもリアルタイムで共有できるようになりました。
これにより、どの工場も最新の情報に基づいて製造ラインを稼働させることができ、業務時間を25%削減しました。
- 新工場でのスムーズな運用開始
新工場の稼働前に既存工場で本アプリの運用が始められたことで、新工場の稼働日初日からスムーズに業務が進行しました。事前にシステムが整い、煩雑な事務処理が解消されたため、問題なく生産を開始することができました。
- 将来へ向けた技術革新
今後は、利益率管理や営業管理、製造機器と連動するアプリ、生成AIを組み込んだアプリの開発を検討されており、さらに多くの業務プロセスの自動化・効率化を支援します。
アルパカは企業における手作業に頼る業務を減らし、さらなる生産性の向上を実現します。
株式会社泉州屋様の担当者コメント
特販部食品加工課 杉本工場長
「新工場での冷凍加工事業を稼働するにあたり、アルパカさんと協力して、業務アプリを相談してからたった3ヶ月という短い納期で導入することができました。新アプリにより在庫管理と作業指示が連動され、業務効率化につながりました。
クラウドなので工場間での情報も即座に共有でき、新工場でもスムーズに稼働を開始できました。今後もアルパカさんとの協力を深め、さらなる業務効率化を図っていきます。」