名刺管理ツールの比較記事は機能の一覧表になりがちだが、OCR・検索・共有といった基本機能は今やどのサービスにもある。実際に選択を分けるのは料金体系の「型」だ。先に型で絞ってから個別に比較するほうが、はるかに早い。
料金体系は4つの型に分かれる
型1:定額制(基本使用料型)— 代表例 Eight Team
月19,800円(税抜)の基本使用料に10名分のアカウントが含まれる。10名近くで使い切るなら1人あたり約2,000円で妥当。3人だと1人6,600円になる。利用企業・チームの67.8%が10名以下という公表データがあり、少人数で使うと割高になる構造。なお最低5ID・年間契約(CamCard Business、1人1,700円・税抜)のような「実質的な定額下限」を持つ人数課金型もここに近い。
型2:純粋な人数課金 — 代表例 ドキュパカ!(当社)
基本料金がなく、使う人数×単価だけ。当社の場合1人月980円(税込)で、3人なら2,940円。席は月単位で増減できる。少人数チームの「使わない分まで払う」をなくす型だが、逆に大人数(およそ20名超)では定額制のほうが安くなることがある。手前味噌を承知で書くが、この型を選ぶ場合も他社と人数×単価の計算で比較してほしい。
型3:見積もり制 — 代表例 Sansan
初期費用(保有名刺のデータ化量で変動)+月額ライセンス+運用支援の組み合わせで、公開料金表がない。数百人規模の営業組織が名刺資産を丸ごと統合する用途で、少人数チームは想定顧客ではない。Sansan社自身が中小向けにはEight Teamを案内している。
型4:無料アプリ — 代表例 myBridge
個人利用なら無料で十分実用。ただしチーム共有(共有名刺帳)は2023年6月に一部有料化され、無料枠は100枚まで。「無料でチーム運用」は現在では実質成立しない。
3人チームでの月額比較
| 型 | サービス例 | 3人での月額 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 定額制 | Eight Team | 19,800円(税抜) | 10名分込み。10名近くで使うなら妥当 |
| 定額下限あり | CamCard Business | 8,500円(税抜) | 最低5ID・年間契約のみ |
| 人数課金 | ドキュパカ! | 2,940円(税込) | 基本料金なし・月単位で増減 |
| 無料 | myBridge | 0円 | チーム共有は100枚まで |
型を選んだあとのチェックリスト
- 入力の自動化:撮影・スキャンだけで登録が終わるか。スキャナ(ScanSnap等)からの自動取込があるか
- チーム共有の権限:誰が何を見られるか。退職時にデータが会社に残るか
- データの出口:CSV等でエクスポートできるか。持ち出せないサービスは選ばない
- AIの守備範囲:文字起こしだけか、企業調査やメール下書きなど「入力の先」まで自動化されるか
- 契約の柔軟性:最低契約数・年間縛りの有無。人の出入りがあるチームほど月単位が効く
まとめると、10名超で安定しているなら定額制、3〜10名で変動があるなら人数課金、数百人規模なら見積もり制、個人なら無料。自分のチームの人数と成長ペースに型を合わせれば、候補は自然と1〜2つに絞れるはずだ。
(筆者注:各社の料金は執筆時点の公開情報に基づく。導入判断の際は必ず各社の最新の料金表を確認してほしい。当社サービスが含まれる比較のため、その前提で読んでほしい)
この記事を書いた私たち
クラウド名刺管理サービス「ドキュパカ!」を作っているチームです。基本料金なし・1人月980円(税込)で、AIが名刺の読み取りから会社調査・あいさつメールの下書きまで行います。30日間の無料体験にカード登録は不要です。料金も機能も meishi.al-pa-ca.com にすべて公開しているので、この記事ごと比較の材料にしてください。
