うちは営業3人の小さな会社だが、名刺管理ツールの料金表を見比べていて、あることに気づいた。ほとんどのサービスは「基本料金」でできている。
たとえば中小企業向けでよく名前が挙がるEight Teamは、基本使用料が月19,800円(税抜)。ここに10名までのアカウントが含まれ、11人目からは1人月500円(税抜)という構成だ。この価格は2025年9月の新規契約分から適用され、2026年1月以降は既存契約の更新分にも順次適用されている。10人で使えば1人あたり約2,000円なので悪くない。ただ、うちのように3人だと話が変わる。19,800円を3人で割ると、1人あたり6,600円(税抜)。大企業向けのSansanに至っては見積もり制で、そもそも少人数チームは想定されていない。
つまり名刺管理ツールの料金は「何人で割るか」で印象がまったく違う。10人以上いる会社なら定額制は合理的だし、3人の会社には過剰だ。実際、Eight Teamの利用企業・チームの67.8%は10名以下だという公表データがある(Sansan株式会社・2025年1月30日プレスリリース)。一番多い利用者層が、一番割高な価格帯で使っていることになる。
3人チームの月額を並べてみる
| サービス | 3人での月額 | 1人あたり | 備考 |
|---|---|---|---|
| Eight Team | 19,800円(税抜) | 6,600円(税抜) | 10名分まで基本料金に含む |
| CamCard Business(STANDARD) | 8,500円(税抜) | 実質2,833円(税抜) | 最低5ID・年間契約のみ。3人でも5ID分かかる |
| ドキュパカ!(Business) | 2,940円(税込) | 980円(税込) | 基本料金なし・月単位で席の増減可 |
| 無料アプリ(myBridge等) | 0円 | 0円 | チーム共有は無料枠だと100枚まで |
(税抜表記のサービスは公式料金表の表記に合わせた。実際の支払額は消費税分が上乗せされる)
CamCard Businessは1人1,700円(税抜)と一見安いが、最低契約が5IDからなので、3人チームでも5人分の8,500円を払うことになる。無料アプリで済むならそれでいい、というのが正直なところだ。個人で名刺を貯めるだけならmyBridgeで足りる。問題は「チームで共有したい」となった瞬間で、myBridgeの共有名刺帳は2023年6月に一部有料化され、無料のまま共有できるのは100枚まで。会社の資産として名刺を管理する用途には心もとない。
基本料金がない、という選び方
最近は海外SaaSと同じように「基本料金なし・使う人数×単価だけ」という料金のサービスも出てきた。手前味噌だが、私たちが作っているドキュパカ!はこの方式で、1人月980円(税込)。3人なら月2,940円、5人でも4,900円で、AIによる名刺の読み取り・会社情報の要約・あいさつメールの下書き・チーム共有まで入る。
少人数のうちは人数課金で始めて、組織が大きくなったら定額制のサービスに乗り換える。名刺データはCSVで持ち出せるようにしておく。これが一番無駄のない順番だと思う。
(筆者注:料金は執筆時点の各社公開情報に基づく。導入判断の際は各社の最新の料金表を確認してほしい)
この記事を書いた私たち
クラウド名刺管理サービス「ドキュパカ!」を作っているチームです。基本料金なし・1人月980円(税込)で、AIが名刺の読み取りから会社調査・あいさつメールの下書きまで行います。30日間の無料体験にカード登録は不要です。料金も機能も meishi.al-pa-ca.com にすべて公開しているので、この記事ごと比較の材料にしてください。
